採集記


◆2012年3月13日 ハイイロヤハズカミキリ


昨日は某所にケヤキの材採集に、今日は近くの里山にハイイロヤハズカミキリ狙いで行ってきた.
両日とも、友人のこーへー君と.
ちなみに、こーへー君は虫屋ではない.
けれど、時々同行してもらっているので、カミキリムシの名前や樹木やポイントなど、まるで虫屋の様によく覚えている.
虫屋になるのも時間の問題かも...?
ぬゎ〜んちて.
( ( ( ヽ(; ∩ 。∩)/
なったら歓迎するんだけどもさ.
(=∩_∩=)/


ところで、行ったところは近くの里山なんだけど、バスの便がとても少ない場所で、小田原駅の停留所に着いたらすでに出たあとだった.
(・o・) アッチャァ〜!

つぎのバスまで1時間半近くもある!
ぼ〜っと待っていても時間がもったいないしなぁ...
それで、
目的地よりもずっと手前が終点のバスがいたので、とりあえずそれに乗った.
・・・・・
終点で降りて…目的地まで歩くか?...と覚悟を決めた.
その前にC子ちゃん.
うちでは「大便・小便」などというお下品な言い方はしなくて「うんちくん・C子ちゃん」て、か〜い〜言い方をしとりま.
v(^∀^ )☆\(^∀^; アッポ〜!

で、C子ちゃんをしても大丈夫な(?)土がある所で用を足していたら・・・なんと、目の前に目的のメダケがあるぢゃぁ、あ〜りませんかッ!
(・・;) シ〜ッ・ピト!
↑驚いて一瞬止まってしまったの図.
ヽ(●∀○)☆\(^∀^;)/ オ〜〜〜イ!

しかも、奥の方には、かろうじて葉の青いメダケが生えている一画があったけれど、大部分がカミキリかなにかの被害を受けて枯れている!
近くの道路際には枯れて刈り取られた古いメダケがたくさん置いてある.
作業のしやすい場所に入って、まずは良さそうな枯れぐあいのメダケを手に取り、剪定バサミで筋を入れてドライバーで細めにペキペキと剥がす.
2〜3本折るか折らないうちに…

いた〜〜〜ッ!
ジャ〜〜〜ン!
↓クリックで大きく表示(以下同様)
↑♂のハイイロヤハズカミキリ

またいたぁ〜〜〜ッ!

↑地面でパチリ.♂


またいたぁ〜〜〜ッ!!


こーへー君は、なかなかコツがつかめないでいたところ、ついに1頭ゲット!
しかも大きい♀!


↓負けずにおらも、さらにゲットゲットゲットォ〜!
↑手のひらでパチリ.足や触覚が太めの体格のいい(?)♂.
古いメダケだったので手のひらがきちゃないこと.
(◎∀◎;ゞ


以下黙々とゲットぉ.




メダケの上部で薄くなっているところがあるけれど、もしかしたら飛孔の準備?





↑小さくてか〜い〜!

↑採集場所は、こぉ〜んな近くに民家のあるところ!



↑幼虫・・・ピ・ピントが合っていない!

この顔にピントきたら110番…ぬゎんちて...
v(^∀^ )☆\(^∀^; ナンノコッチャアッチャコッチャ!


最終的には二人で
♂×7、♀×2、
幼虫×3、
★成虫×2、★蛹×1

の結果だった.

おら : 6 (うち♀×1)
こーへー君 : 3 (うち♀×1)
所要時間約3時間.

枯れたメダケの数から言って、もっと採れてもよさそうなのに...以外に少なかった.
それと、全部で9頭のうち♀が2頭だけというのも♀が少ないもんだなぁ...?
ほかの場所での比率はどうなんだろ?
そうそう、
珍しい(?)ことなのかわからないけれど…1本の竹に2頭(一節置いて)入っていたのがあった.
幼虫同士が出会うと、強い方が食べてしまうと聞いたことがあるので、まさに弱肉強食のシビアな世界だなぁ…などと思ってしまう.
そんな中で、1本のメダケに2匹入っていたのだから…やっぱ珍しい方なのかな?

それにしても上にも書いたようにこの一画のメダケは、ごく一部を除いてほとんど壊滅状態!
刈り取られたメダケには古い飛孔がたくさんあった.
あんまし加害を拡げるとあぶないぞぉ、ハイイロヤハズくんたちぃ...
メダケだから問題視されないのかなぁ...
千葉で垣根などに使われているイヌマキだったら…ケブカトラみたいに、どえらいことになるもんねぇ...

↑ハイイロヤハズカミキリ.未展足.下段右の2つが♀.






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