採集記


◆2012年6月6日 ヒゲナガヒメルリその後


その後の追加の羽脱は今のところなし.(「2012年5月22日 ヒゲナガヒメルリカミキリ出たぁ!」参照)

材のあちこちから木くずをたくさん出しているので…まだ幼虫?

某・博物館の職員(博士)の方に材を写真で見ていただいたところ、採取した場所から考えて、カバノキ科のサワシバとかトウダイグサ科のアカメガシワ、ヤナギ科のバッコヤナギあたりが考えられると言われた.

その方から、植物専門の担当の方を紹介していただいたので、現物を見ていただいた上で同定をお願いする予定.(7月以降)

しかしながら、その先生によると材だけでは同定は難しいとのこと.
この材は立ち枯れだったので、樹皮は付いているものの当然葉っぱがない.
まわりに同じ木は生えていなかったし...

でもいずれにしても、
これまでのヒゲナガヒメルリの食樹はクスノキ科系だったので、「新寄主植物」(某・職員)になると考えられるんだけど...

科捜研にでも持ち込んで調べてもらうかぁ...
v(^∀^ )☆\(^∀^; サツジンジケンヂャナイッツ〜ノ!
( ( ( ヽ(; ∩ 。∩)/

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↑ヒゲナガヒメルリカミキリが出た材

真ん中左の方の木くずと右側に出ている木くずとが全然違った感じ.
別種が入っている?
さらに、上の2本の食痕・穿孔がかなり大きいものなので、これまた別種?


しかし.....
材の管理って本当に難しい.
湿気がありすぎるとすぐにカビが出るし、かといって乾きすぎもよくないだろうし...
虫の種類によっても乾いている方がいいのか、ある程度の湿気が必要なのか?
・・・虫に聞いてみなきゃわからないよねぇ?
v(^∀^ )☆\(^∀^; アリャコーラ、ソラソ〜ダ!

陽に当てて乾かしたり、乾きすぎたのかなぁと思えばティッシュに水を含ませて入れて…かび臭くなってしまったらまた干したり…の繰り返し.
気温のこともあるし...
やっぱ山の中で自然の状態・環境が一番なんだとあらためて実感!
v(^∀^ )☆\(^∀^; アリャコーラ、ソレモソ〜ダ!







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