採集記


◆2015年6月13日 小田原…ほかの里山にて


基本的に土・日・祝日には出撃しないんだけど、ここの里山ならそうそう人には会わないし、稀に蝶屋さんがいる程度なので、天気がいいので来てみた.(持ち帰ったカラスウリからカノコサビカミキリが羽脱したところ)

標高30m付近で、さっそくスイーピング.
(;゜∀゜) 早速!
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↑ シラハタリンゴカミキリが入った!
今年4頭目.


↑ 同じ写真をトリミング.


↑ この辺の左側をスイーピングした.
スイカズラやカラスウリなどが生えている.


↑ 今度はタイワンメダカカミキリが入った!


↑ 気温も湿度もかなり高め.晴れ~薄曇り、無風.いい条件!


ホスト(サンショウ・カラスザンショウなど)があったんだろうか?

カラスウリでは何も落ちなかった.
カノコサビは出るのは夏以降?


↑ 終わりかけ(?)のミズキの花にテツイロヒメカミキリがいた.


↑ もう一頭入った.

少し標高を上げると、見慣れない蝶がいた.


↑ あとで蝶屋さんに写真を送ったところ、
「アカボシゴマダラの春型」だそうで、以前に、湘南地区に放蝶された中国大陸亜種なんだそうな.
現在では「関東一円や伊豆地方にも拡散してどこでも見られるようになりました」とのこと.
このあと、同種がたくさん飛翔しているのを見かけた.

先へ進んで、伐採した樹木置き場に着いた.この前来た時よりも量が増えている.
ほとんど虫の気配がないけれど、ナガゴマフカミキリがいた.


↑ ナガゴマフカミキリ.(写真まん中少し上)


↑ 全体.他に何かいないかとじっくり見てからしばらく待ったけれど、
フタオビミドリトラカミキリが飛来しただけ.

このあとは下り.
しばらく行くと、スギカミキリにやられてしまった杉が!


↑ スギカミキリの飛孔が何十もある!
今年のが非常に多い.
春に来ていたら…一体どれぐらいいたんだろ?


↑ 上の飛孔が特に、どでかい!
本体を見てみたかった...
杉自体かなり弱っていて、かろうじて下の方に青い枝があるくらい.
来年も出るのかなぁ...?

さらに下っていくと、
あちこちにアカメガシワの花が咲いている.3~4分咲きといったところ.
スイーピングしてもカミキリは入らない.
しかし、ふもと近くのアカメガシワで...


↑ テツイロヒメが...うじゃうじゃと言っていいほど入った!
3掬いで簡単にツ抜けするほど!


↑ この低いアカメガシワで.


お世話になっている先生に報告したところ、「ヒメカミキリ属の種は昼間はあまり花に来ませんが…(後略)」とあった.
もっと西の里山に行った時、クリの花でヒゲナガヒメカミキリを1~2頭採ったことがある.

このアカメガシワのすぐ横にミカン畑があるにもかかわらず、いるのはテツイロヒメのみだった.
西の里山のミカン畑ではヒゲナガヒメが大発生するのに...
虫の世界も奥が深い...
短時間だったけれど、けっこう楽しめた!






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