採集記


◆2017年7月8日 木曽でコトラカミキリがどぉっさり!


息子に運転してもらって木曽へ!
あれとあれとあれとあれを狙って...
しかぁ~っしっ...あれは不在だった.
次にあれとあれは…?
しかぁ~っしっ...このルートには、ちぃっとも花がないぢゃぁ、あ~りませんかっ!
・・・・・
んぢゃぁ、あれは?・・・あそこに立ち枯れがあるものの、なんか...
どうも身体が思わしくない.藪漕ぎする気になれない.
すぐ目の前にも立ち枯れがあるのに、..
今回は諦めることにしよっと.
で、車を走らせてもらってるうちに、薪を発見!
↓ クリックで大きく表示 (以下同様)

↑ 積まれた薪.

しかぁ~っしっ・・・じっくり見ても、な~んにもいない、と思っていたら、なんか飛んで来た! dotaネット1号(当サイト「情報・その他」~「記事:2012年5月16日(水) 自作捕虫網」参照)で掬ってみたら、クロルリハナカミキリ(?…よく見ずに捕獲したので)だった.
あとはエグリトラカミキリがいただけだったので、早々に退散.
どうしようかと思っていたら、土場を発見!


↑ コナラ?

これは、なんだか期待できそうな感じがぷんぷんプンプン!


↑ ゆっくりと見て回った.

すると、材のむこうの方からトコトコと、トラカミキリが歩いてきた!
ぉお
ッ!
なんと、コ・コ・コトラカミキリぢゃぁ~~~ッ!
しかも、かいで!
・・・あ、これはギョ~カイ用語で、「でかい」のこと.
(°-°)☆\(。。;) シランッツ~ノッ!

たとえば、
「ぱいおつ かいで」
などと使う.
v(^∀^ )☆\(^∀^; スケベ!
( ( ( ヽ(; ∩ 。∩)/

ま、それはそれ、あれはどれ?…として、
ヽ(●∀○)☆\(^∀^; ナンノコッチャアッチャコッチャ!
とにかく、「かいで」なコトラカミキリをゲットォ!

↓ 自宅撮影.

↑ 左後肢がない.乱暴に捕獲したのかとも思ったけれど、
途中から切れているようなので、噛み切られたのかも知れない.
傷(?)も、古そうな感じだし.
でも、完品・不完品などど~でもいい!
(不完品は、野外で生きているという勲章だと思っている)


とにかく、生涯初採集なのだ!
…って喜んでいる間もなく、他のコトラカミキリがやってきた!
さらにさらに...
こりゃぁ、ごいすっす!(これもギョ~カイ用語)
せっかくの出会いなので、腰を据えてここでひと晩過ごすことにした.

ふと見ると、シラケトラカミキリとは少し違う感じのトラカミキリを発見.捕獲したところ、これがシロオビトラカミキリだった!(撮影せず)
これも初採集~ッ!
\(=∩_∩=)/
すっかり気分が良くなり、なんだか体調も戻った感じで、いまなら藪漕ぎも大丈夫そうな気がする.
ヽ(●∀○)☆\(^∀^; オソイッツ~ノッ!

土場をぐるぐると見て回るたびに色々なカミキリが.
シラホシカミキリ、エグリトラ(以下「カミキリ」略)、クビアカトラ、ハネビロハナ多数、チャイロホソヒラタがもっと多数.


↑ この日の気温.高い!


夕方になったのでライト・トラップの準備を始めた.
まずは支柱を立てて白布を張った.
車にランタンを取りに行き、白布のところに戻ってみると、まだ灯りもつけていない白布の上をカミキリが歩いて...
げ・
げ~ッ
なんと、ヒゲナガシラホシカミキリさん!
(;゜O゜) ← 何かに気がついたの図.
さっき「(以下「カミキリ」略」って書いたばかりなのに.
おまけに「さん」までつけてしまった.あはは
なにせ、これも生涯初採集だもんで.

以前、友人と某所に行った時に、高~いハルニレの葉を10mの竿でスイーピング…でもちょっと掬っただけで、その竿の重さにめげてすぐにやめた.
そのすぐあとに友人がそこをスイーピングしたところ、ヒゲナガシラホシが入った.
で、それをいただいたことがある.
しかし、
もらったり交換したりというのがど~も好きぢゃない性分.
自分で採らなければ気が済まない!
だから、いただいておきながらなんだけど…ちぃっとも嬉しくない.
なにせ土佐のいごっそうなもんで!
ヽ(◎_◎ )☆\(^∀^; ホナ モラワントキヤ!
...でも、くれるというのを断るのも...ねぇ.
(・Θ・;)ゞ

それが、まさかこんなところで簡単に採れちゃったなんて!
高いところのスイーピングでしか採れないと思っていたので、本ッ当に嬉しい!!

↓ 自宅撮影.

↑ ヒゲナガシラホシカミキリ♀.


↑ せっかくなので、もう1枚.

すっかり気をよくして、ライト・トラップの準備も終わった.


↑ 準備万端.
しかし、結論から言うと…朝までにチャイロホソヒラタが1匹飛んで来ただけだった.
なぜか...
それは・・・上の写真の左手の方に、煌煌とした街灯があったから.
( ( ( ヽ(; ◎∀◎)/ 暗くなるまで気がつかなんだ~…わははは~…え~ん
。・゚・(ノε`)・゚・。 シクシクサンジュロクサンジュロク…
(;◇; )☆\(・-・; ナンヂャソラシドレ!

それで、ただひたすら材を見て回ることに.


↑ チャイロホソヒラタカミキリ.


↓ クリストフコトラも1頭だけ発見! 時期がもう少し早ければたくさんいたに違いない.

↑ クリストフコトラカミキリ.


↑ 同個体.

ハンノアオが2頭.
↓ 自宅撮影.

↑ ハンノアオカミキリ.



↑ 別個体.けっこう「かいで!」


↑ 同個体.


↑ もう1枚.


すっかり陽が落ちて暗くなっても、コトラ、チャイロホソヒラタ、ハネビロハナは多数いた.
でも、標高1000mの地点のせいか、だんだんと気温が下がるにつれ、虫の姿が見えなくなってきた.ちょっと肌寒く感じるほど...
やがて夜が明けて採集は終了した.

今回の結果:コトラカミキリ×16、クリストフコトラ×1、ヒゲナガシラホシ♀×1、シロオビトラ×1、チャイロホソヒラタ×11、クビアカトラ×1、エグリトラ×2、ハネビロハナ×3(ほか多数目撃のみで捕獲せず)、シラホシ×1、クロルリハナ×1.

コトラカミキリは、何匹逃げられたかわからないほどいた.♂は少なかった.
以下、コトラカミキリの自宅撮影.


↑ コトラカミキリ.かっこえ~のぉ!


↑ 別個体.


↑ 同写真のコントラストを変えて.


↑ 同じく、向きを変えてトリミング.


↑ 同個体.


↑ 同個体.


↑ 別個体.


↑ 別個体.






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